ビジュアル・ノートの依頼を受け、週末の仕事は2日間、
合計14時間、14枚以上描きました。
「グラフィック・レコーディング」として紹介されることが
多い私の仕事ですが、自分では「ビジュアル・ノート」と言っています。
なぜかというと、絵よりも文字がやたらと多いから。
セミナーやワークショップの内容をまとめることが多く、
今回も主催者の方からは「参加者のお土産になるように」
と依頼を受けました。
そうなると、なんとか全員の発言をできるだけそのまま残したく、
自分で勝手に短く編集するのは気が引けるのです。
1日目のセミナーは「自分の光を見つめる」
対して
2日目は「自分の影を見つめる」だったので
色使いもデザインも変えました。
グラフィックレコーディングというと、壁一面に模造紙を貼って絵がいっぱいの華やかなものを想像する私。
ヨーロッパの仲間の作法はみなそうです。ドイツの師匠のものはイラストレーターだけに絵が圧倒的に美しい。
美大で教育を受けたわけではない私のビジュアル・ノートの根底は、30年間の教師としての「板書」です。
見栄えはキレッキレでも劇的に目を引くわけでもないけれど参加者の方々が見たときに
自分の発言を見つけて「勇気を出して発言してよかった」と自分を誇れるような、
そして1人で見ていてもあの場のみんなと過ごした臨場感がよみがえるような、
そんなレコーディング(記録)になるように描いています。



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