中学2年の息子は小学校6年から
完全に不登校になった。

6年になったある日、
「オレ、いってくる、」
どこへ?
「校長先生のところ、
 『もうここには来ません、
  勉強できないから』って
  言ってくる」

結局夫が駆け出す息子の後ろから
保護者としてついて行きました。

小学校6年になったばかりのこが
それだけの決心なら
それはもう受けてやらないと、
そう思いました。



それ以前から、必死に歯を食いしばって
学校に行っていたのは、親を苦しめないためだと
身長が私を越したあたりで聞かされました。




まずは勤務先と話し合い、
仕事を週1回に減らしました。
とにかく中学の数学を3年分、
全て教えられるようにやり込む時間が必要だったのです。

近所のカフェに毎日現れるアラフィフ、
受験生に混じり、くる日も来る日も
三角形の証明や二次関数を解く。

それでも最初のころは
やり込みが全然足りておらず
息子への授業で
「私には解けるのに、
なぜお前には解けないのだ」
という教師としては最低の言葉をはいて。



自分がわかっているのと
それを生徒にわかりやすく伝えられるのは
全くもって違う。レベルが違います、
認知とメタ認知ほど違います。

私立文系の私の数学は数1で終了しています。
ちょっとでも上のレベルの視野で指導できるには、、
そう考え、ひとつの項目につき
問題集や参考書の4−5冊を前もって解いておきました。(私の趣味は教材研究です)
すると、つまづきそうなところが予測でき
息子向けの説明の仕方、個別指導案ができるようになりました。
たとえば、
昆虫が好きなので素数では素数蝉の話をしよう、
濃度算では息子が描いている日本画の岩絵具の話だ、
粉状の鉱物を膠で溶かす際、
数々ある粒の大きさからなぜそれを選ぶのか、
キャンバス上で沈殿するからだよね、の話から導入しようなど。

なにより、
メタ認知できていない自分の浅はかさを
「普通、このくらいできるだろ」
などと暴言で隠す必要がなくなりました。

一方、英語の授業は30年教えているし
それまでに日本でも米国でも、徹底的に
言語習得や応用言語学の論文をしこたま読み
レポートを書いているので教えるための『厚み』が全く違います。


そんなこんなで息子が自宅で学び初めて
3年が終わろうとしている今もほぼ毎日、
2人で数学と英語を勉強しています。


「算数がわからない」と頭を抱えていた息子、
今は文科省学習指導要領よりも
半年以上先取りになり、ルートの計算を
1人で楽しそうにこなしています。


そんな彼が昨日の勉強会中に言ったのがこれ

そう、
楽しいもんなんです、
学習とは。

勉強は楽しくないものか
The following two tabs change content below.
おかみほ
岡みほ ・米国VTS認定ファシリテーター/ スケッチノーター 「ビジュアリンガル」 代表 ・International Visual Literacy Association 会員 ・International Forum of Visual Practitioners 会員 ・ペットはカブトガニのジョン
おかみほ

おかみほ

岡みほ ・米国VTS認定ファシリテーター/ スケッチノーター 「ビジュアリンガル」 代表 ・International Visual Literacy Association 会員 ・International Forum of Visual Practitioners 会員 ・ペットはカブトガニのジョン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です