引き続き、3日間 6クラス、
およそのべ150名への
ビジュアル・シンキング・ストラテジーズ
の授業の報告。


今回は最終日3日目の あるクラスについて。
使用した絵画はこれ、



彼らは、この新しい教育にに果敢に挑み
自分なりの納得解を
論理的思考とクリティカルシンキングを味方に見つけた。
それを言語化して
さらに書くためには思考をかっちりとまとめる力も必要。

煩雑な作業を軽やかにこなせたのはきっと仲間の力、
それが近年ハーバード大やマサチューセッツ工科大ですすめられている
コラボレーティブラーニングです。
先生の講義だけより話し合った方が効果があるという考えに基づいています。



それでは皆さん、
同志社大学の学生達の気持ちを味わってください。

まずは
1分間この絵をじっくりと隅々まで観察します。
これはなんの場面なのか、
そう思う根拠はこの絵のどの部分なのかを探します。

そしてぜひ、あなたの観察とその根拠を
文字で書いてください。
すると、この学生達のレポートが
どれだけ素晴らしいのかが実感していただけ
未来は明るい、と心が軽くなるだろうから。


観察と根拠の書き出しをどうぞ
終わってからはじめて、絵の下から始まる学生達の観察レポートをご覧ください。






同志社大学3日目の学生達の観察レポートより

「ベッドに横になっている人は既に死んでいる周りの人も死んでいる、

その根拠は周りの人たちに影がないから。彼らはこの家で暮らしていた人か?→推測 」

「(宗教的なものかもしれないが)部屋の壁に
 遺影や十字架を飾っているのは絵的に意味が
 あるはず」

「この人たちは出かける前かとはじめは思ったが、実は病気。こっちの方が説明の信憑性がある」

「机の上のは酒(二日酔い)」


「左下の小瓶、誰かが薬じゃなくてウイスキーと言ってからそうとしか見えない! 
二日酔い説」

「血縁」

「根拠は左下のビン、おそらく薬、量が少ないということは軽症?軽症説濃厚、」


「右上の椅子らしきものの上に黒いバック、
病気で寝ている人のおばさんが急いでやってきて看病しにきた。 
なぜ母親ではなく叔母かというと、右上角のピンク色の服、糸がほつれているけど直されていない、母やったらなおす」

「看病している(家族に見守られている)
 根拠:左下に薬らしきものがある
    服がほつれている、
    ミシンがここにあるのだから
    外出するなら修繕するはず」

「赤い服の女の人、なんか葉っぱみたいなもん持ってるな。小さな男の子もなんか持ってる、何を持ってるんだろう。
しんどそうな(寝ている)女のひとにプレゼントして元気を与えようとしている人かな?」

「病気・危篤状態??
 テーブルの上に薬、ベッドの近くにお香っぽいもの。お母さんが手に葉を持ってる。祈祷のため? 
部屋が少し散乱している」

「ベッドの上に両親の遺影、タンスの上に旦那の遺影。奥さんが旦那に先立たれた悲しみで寝込む。
看病する親戚のおばさんと、旦那がなくなったことも含めて何も事情を知らない息子」

「(はじめは)病人説
  今は妊婦説、
  おばさんが助産師にみえる、
  子供が見守っている」

「温かそう、根拠は服装、2人とも半袖、
 多分、女2、男1
 病気の人?ちょっと微笑んでいる?案外楽
 黒の鞄、誰の私物、そもそも誰の部屋?」

「看病されてる?
  ↓
 死んでる?
  ↓
 薬が置いてある
 サンダルが置いたまま
  ↓
 ちょっと前に体調が崩れた」

「死→病気→寝坊。
 根拠はベッド横の瓶、酒?」

「はじめは看病しているかと思った、
 死んでいるのかも、いや目が開いている、
 ということは生きている。

 人が不自然、
 もしかして人形?
 根拠はサイズかんがおかしいから。
 
 これは人間ではなく、
 人形の世界」


どうでしたか?きっと、自分の観察との違いや類似点を発見したり
学生の考えを読むにつれ、自分の思考が移り変わるのを実感してもらえたのではないでしょうか。


このシリーズは続きます

同志社大学3日目
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岡みほ ・米国VTS認定ファシリテーター/ スケッチノーター 「ビジュアリンガル」 代表 ・International Visual Literacy Association 会員 ・International Forum of Visual Practitioners 会員 ・ペットはカブトガニのジョン
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