百戦錬磨の医師も認めた交渉術

この本は素晴らしい。
なぜなら、誰が読んでも自分ごととして学べる知識が順序よく展開されるからです。

先日、風邪をひいたので行きつけのクリニックに出向いた。
そこの先生は精神科の医師としても働いていたことがあり、言葉で患者をいやしながら導いてくれる。
私なぞ先生の「のらりくらり言葉」で見事に6キロ減量成功。
それを先生に褒めてほしくて伝えると返ってきたのは看護師さんの「うちそういう人多いのよ」のひとこと。


さて、そんな先生は私と話すのを楽しみにしていると言ってくれる。
そこで体調悪いながらも毎回ねたを持ってゆく。今回はこの本。
「ちょっと見せて」とペラペラ眺めていた先生、おもむろに白衣の胸ポケットからメモを取り出し書きながらひとこと「この本、すごくいいねえ、買うわ。読む」


現在、私自身が急な仕事環境の変化に戸惑っている。
夫に「あんたの仕事は、対生徒からto Bに変わったんだよ」と言われた。
なるほど大変化だ、なんとかしないと。
経験がないからせっかく「打ち合わせ」というものに招待されたのに、なにを話していいのかわからない。
もうそうなると相手に嫌われたくない、なんとか楽しませないと、と自分のしくじり先生トーク全開で笑いをとるしか場がもたない。
後に残るのは「いったいこの機会はなんだったのか??」という疑問と大いなる後悔、ざんげ。

ともすれば著者の経験談を語ることが多いように私は感じるビジネス本。
読んでいるうちに、あなたの働く超有名多国籍企業と私のような一兵卒とでは、立場も待遇も違うわ無理無理、そう落ち込んでしまう。

この本の主人公は「交渉下手な内気な流されやすい会社員の窮地を、交渉超うまい星からきた宇宙人が助け船を出す、いわばのび太と説明上手なドラえもんとの二人。
このドラえもんポイ宇宙人は便利な道具を出すだけでなく、その後の主人公が助けなしで交渉できるように腹落ちさせてくれる。

社会人になる前の大学生も、交渉というものに興味がある高校生も読めるのではないでしょうか。
何しろ、海千山千のスーパードクターまで購入したくらいですから。

これを読んで「話し合いがうまくまとまらないとき」が億劫ではなくなりそうです。
「その背後になにがあるのか」「いつがやめどきか」気持ちよく理路整然と書かれています。
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おかみほ
岡みほ ・米国VTS認定ファシリテーター/ スケッチノーター 「ビジュアリンガル」 代表 ・International Visual Literacy Association 会員 ・International Forum of Visual Practitioners 会員 ・ペットはカブトガニのジョン
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