こどもは恐ろしい

今朝は2つの勉強会に出た。
夜中1時からの〈ビジュアルジャム〉はイギリスから。
ヨーロッパのグラフィックレコーダー仲間が
たくさん画面に現れる、プライベートチャットで
いつものようにおしゃべり。

もう1つは私が所属するvtsで
ファシリテーション の勉強だ。

事件は前出の「ビジュアルジャム」で起きた。
今回は「キッズ・スペシャル」
初の試みで、グラレコやってない人もオッケー
親子でお絵かきを一緒に楽しもう!という画期的なもの。





私ごとながら、先日、オンラインで
幼稚園に行っている子供達向けの講座の依頼を受けた。
有名どころだし、ギャラもいいし、
当初はノリノリでいたのだが、、、
結局、泣く泣くお断りをした。
子供はこわい、
彼らは「忖度」なんかしてくれない。
生きる「自然」だ。
ちょっと気分が悪いと道の真ん中で大の字になって
大声で自らの要求を叫び続ける。
オンラインで集中力できるのは数十秒だろう。


案の定、今日のイベントでも悲劇は起きた、
妖精に扮したグラレコのお姉さんが
ホワイトボードに絵を描いてゆく、
「ここに目をかいてね、スマイルよ」
いきなりツッコミ
「なんで笑うねん、面白くないのに」
(本編は全て英語なんですけど、関西弁で)
お姉さんとその子供とのやりとりは延々続く。
そうも、親はめんどくさいからほってある様子、
お姉さんが悲鳴を上げる
「この子のお母さん、誰?どこ?
 予定がだいぶん遅れてるの、ミュートにして!」
そんなこと、子供は気にも留めないで
空気が凍りつくことを繰り返す、
「そんな脚、走ってるように見えない」
「目が1つの生き物なんておらへんわ!」
妖精お姉さんの顔は強張る。
スタッフも顔見知りのグラレコ仲間も必死に
ズームのグリッドで「犯人(ホシ)」を探す。
だが敵は子供、そしてほったらかしの親、
カメラオフ という最強の武器を使ってる。

スタッフは皆、海屋やバットマンに扮し
素晴らしいオリジナルのアニメーションを作り
優しく楽しい時間を提供してきた。

「このこのパパ、ママ、ちょっと聞いて、、」
そう妖精が言いかけた時、ブチっと音が消えた。

ホストが伝家の宝刀を抜いたのだ、
「参加者全員をミュートにする」

妖精は問いかけができなくなった。
でも
心なしかさっきよりずっと楽しそう、
誰にも語りかけることなく完全にカメラに背を向けオリジナルキャラクターを書き始めた。

ああこわい。
200人の自由で楽しい優しいコミュニティーが
たったひとりの「ほったらかし子供」によって崩壊した。

ホストのみんな、
お疲れ様でした。
ああ、だから、子供はこわいのだ。




MoMAでアートの勉強

あいかわらず、ZOOMで海外に出かけまくっています。今日はMoMA:ニューヨーク近代美術館が年に3度ほど開催するArt21という教育プログラム。

さすがブランド! 200人以上が参加したウエビナーでした。まずはお約束、みんながどこから参加しているのかをチャットでHello.

今日は東京からもおひとり参加、日本勢は2人でした。上のイメージは私のスケッチノートです。3人のアーティストがそえぞれのナラティゔをどう制作に生かしているのか、という話。

左のおじさまは哲学畑の方、右上のお姉さまは東インド会社や植民地の話をされてました。右下の方は、コロンビアで治安がとても悪い頃の話、連れ去られておそらくは殺されてしまった人たちの靴からの話。

時折、学芸員たちが投げかける質問に
世界中の参加者がチャットで答える形式でして
それぞれの捉え方の違いにほくほく。どの意見もいいねえ、と思いました。うまいなあ、この言い方、的確だなあ、と思うものやwonderfulと一言で終わるもの。私は後者なので、願わくば、私もダイヤモンドみたいにキラッキラの語彙や強くて硬い表現力がほしい!と痛感しました。

大好きなジェームスボールドウィンやマヤアンジェロウの話も出てきてああ嬉しい。


アメリカの大学で文学の授業を選択したときに
初めて出会ったナラティヴというジャンル、
私は大好きです。「ひとに歴史あり」という感じがするんです。

今日の話は個人レベルからさらに大きなスケールの話でした。発信力のあるアーティストだからそういった昇華ができるのだろうと、改めてアートのもつパワーにどっぷりつかった幸せな90分はあっという間でした。


私のVTSは美術的な知識はほとんど教えないスタイルで、やっぱり学校の先生たち向けに作られているのだなと認識。それならやっぱりファシリテーション 技術を磨くしかありません、やぱそうだな。

おはようスコットランド


ただいま終了。

現在、朝の4時43分、
ヨーロッパの仲間から「おやすみ〜、みほ」
私からは「もう寝られへんで〜、
     もうすぐ朝5時やし〜
     おはよう やで〜」


ZOOMでの世界出没をはじめて以来
地球が丸いのだ、と実感する。
ギャラリービューに変えて友達を探す。



PC画面のたくさんのグリッド、
窓の外の景色、真っ暗だったり夜明けだったり
暖炉があったりタンクトップだったり
猫がキーボードに居座ったり、犬が飛びついてきたり。
子供を膝にのせている人もいる。
もぐもぐ食べたりコーヒー飲んだり。

なんとも胸がいっぱいになり、
いつもより優しい気持ちになる。




今日は160人近くが集まった。
主にヨーロッパ、世界中からの
ビジュアルプラクティショナーたち。
(グラレコやグラファシをやっている人たちは
 英語ではこう呼ばれます)
SCOTVIZ主催の勉強会。


今日のスピーカーは
ビジュアルプラクティスの総本山、
ドイツのBilabloという会社の創設者、
業界では誰もが知っていて、
そしてみんなが大好きなマーティン。



マーティンの語り口はあくまでソフト、
「特定のグラレコを画面共有するのはやめるね
 その人その人の経験で頑張って描いたものだもの、
 僕がどれかを選んだようになるのはいやだから」


さらに、実際に描いてみるコーナーでは
お手本が2種類用意されていた、


「経験のある人、プロはこっちを描いてね
 ビギナーはこっちを描くか模写して
 くれたらいいよ。人によってそれまでに
 費やしてきた時間も、バックグラウンドも
 違う、比べないで、自分のできることを 
 やればいいよ」

みんなが彼を好きな理由がわかる。
「教育者としてできてはるわ」と感銘。



質の良い教育をあたたかい仲間と受けると
生きててよかった
そう思う。

今日もみんなにありがとう。

私も良い教育を届けたい。
精読精査実践反省、、日々の地味なサイクルをガンバっぺ。